若い青年だった私が初めて出版した本は、自転車で日本中を旅する話です。それは1年間の私の旅や農業、そして平和に関するとても真摯な内容です。本が発行されてから現在に至るまでに、私は成長し、新しく関心の持てることを見つけたと感じています。それでも、何年か前の若いサイクリストだった私はいつもそこにいて、年も取らず、不滅でしょう(印刷の中ではね)。この本の出版は、私にとってまさに解放を意味していました。私は、ここから人生の新しい一章を始めることが出来たのです。この経験から得た正直で感動的な思い出を持ち続けながら。その経験は、みなさん一人一人と共有したいと思うような経験だったのです。
本当に、この本が何年たった後でも色褪せないことを願っています。ぜひ、この若いサイクリストに会って、その若い目と開かれた心から感じた世界を楽しんで下さい。最後に、いつかあなたに会うことがあれば、私たちはたくさんの過ぎた時間を取り戻す古い友人同士のような気持ちになれることを願っています。